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対自律神経戦略 -3種類の自律神経を紐解く-

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対自律神経戦略 -3種類の自律神経を紐解く-

対自律神経戦略 -3種類の自律神経を紐解く-

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どうもどうも

シリーズ:タケフェッショナル第3弾です。

今回は自律神経についての内容になります。


まずはこの記事のオススメの読み方
PCの方はそのままで大丈夫です。
スマホの方は画面ロックを解除して横向きにして読むのがオススメです。変な改行が減って画像も大きく表示されます。


前回出した生理学を駆使して肩こりと向き合うをお読みになられた方々は少し自律神経そのものや呼吸との関係に少し興味が出てきたかもしれませんね。

画像をタップで記事に移動します。


まずなぜぼくが自律神経の勉強をしているのか。

それは以下の考えのもと整体院を営んでいるからです。

ジャンル別主な原因分類
外傷:局所の組織損傷
障害:使い方のエラーまたはオーバーユース
慢性症状:神経系のエラー

ぼくの整体院に来られる方は

外傷0割、障害2割、慢性症状8割です。


よって神経系の勉強はマストになります。


神経系という表現ではまだ抽象的ですね。

ここで言う神経系とは末梢からの情報入力とそれに応答する脳からの運動出力の一連のシステムのこと言っています。


その中で自律神経(特に迷走神経)が非常に重要な役割をしていることはご存知でしょうか。


自律神経と言うと交感神経、副交感神経を連想すると思いますが厳密に言うとこの解釈は間違いです。

となると自動的に

・交感神経と副交感神経は拮抗する関係
・ストレスに対抗するには交感神経によるflight or fight(闘争逃走)反応しかない。
・交感神経優位になると副交感神経が抑制され、それが慢性的に続くと様々な不調の原因となる。

という認識も間違いになりますね。


実は自律神経は全部で3種類あります。

このことを既にご存知の方はこの記事の購入は非推奨です。

逆に初耳だ!と言う方は購入しても損はないと思います。


ご注意いただきたいのはこの記事は自律神経についての記事であって鬱などのメンタル系疾患のことを書いているわけではありません。


この記事を読むことで得られるもの

・自律神経の誤った理解への気づき
・自律神経と呼吸器のつながりの理解
・自律神経と循環器のつながりの理解
・末梢神経の構造の理解
・心臓の運動メカニズムの理解
・呼吸のメカニズムの理解
・血圧調整メカニズムの理解
・自律神経と臨床のつながり


ぼくのように慢性症状に対応することが多い方には特にオススメの内容になっています。


1.そもそも自律神経は2種類じゃない

ということで自律神経は2種類ではありません。

以下の通り自律神経は全部で3種類あります。


①交感神経
②背側迷走神経
③腹側迷走神経


3種類ある以上、アクセルとブレーキという表現も適切ではなさそうですよね。


①交感神経

交感神経はFight or Flightと言って闘うか逃げるかの反応システムです。

脳がいま置かれている環境を危険と判断すると交感神経システムが作動します。


言うなれば体の可動化システムです。


その結果の生理反応として

・心拍数の上昇
・気管支の拡張
・血管の収縮
・発汗
・副腎髄質ホルモンの分泌
・消化器の活動抑制

などが起こります。


ようはHPA軸ですね。

※HPA軸に関しては生理学を駆使して肩こりと向き合うで解説済みです。



②背側迷走神経

背側迷走神経は無髄の迷走神経のみで構成されます。

延髄の背側(孤束核)から起始するのでこの呼び名が付いています。

脳がいま置かれている環境を危険以上の生命の危機と判断すると背側迷走神経システムが作動します。


言うなれば体の不動化システムです。


その結果の生理反応として

・心拍数の減少
・気管支の収縮
・消化器の活動促進

などが起こります。


体全体をシャットダウンし、生命維持のみにステータスを全振りする状態になります。

骨格筋活動などは全てほぼ停止、内臓器のみ稼働させ生命維持に必要最低限なエネルギー消費のみの超省エネモードになります。


動物の死んだふり(死にまね反応、持続性不動状態、警戒性徐脈)なんかが好例です。


狸寝入り

たぬきは猟師に撃たれると死んだふりを決め込み、猟師が1発で仕留めたと鼻高になって一服している間に姿をくらますことから生まれた言葉だそうです。
たぬきの死の判別の難しさは昔から猟師たちの間では有名な話だそうです。

取らぬ狸の皮算用

まだ捕まえてもいない狸の皮を売ることを考えること。
手に入るかどうかわからないものを当てにして計画を立てることのたとえ。
たぬき猟の難しさから生まれたことわざかもしれませんね。


あくまで死んだふりなので意識までは消失しておらず、周囲の状況を常にモニタリングし生存のチャンスを伺います。


ちなみに熊の死んだふりは要注意です。

本当に死んだ熊は拳が開きますが、死んだふりの熊はしっかり拳を握ったままだそうです。

安易に近づこうものなら返り討ちにあって一瞬で天国です。

熊猟をする際は十分に気をつけてくださいね。


じゃあ人間の場合は?

前述した生理反応が起こり失神や気絶、虚脱、パニック、抑うつなどを起こします。


③腹側迷走神経

腹側迷走神経は有髄の迷走神経です。

背側迷走神経に対してこちらは迷走神経、顔面神経、舌咽神経、副神経、三叉神経で構成されます。

延髄の腹側(疑核)から起始するのでこの呼び名が付いています。

脳がいま置かれている環境を安全と判断すると腹側迷走神経システムが作動します。


社会的関与システムと言えます。


それはなぜか?


ご覧の通りコミュニケーションに欠かせない領域に関係しています。

生理反応は

・心拍数のや気管支
・発声や表情
これらを状況に合わせて調整します。


またこの腹側迷走神経は哺乳類以降の生物にしか備わっていません。

哺乳類は爬虫類と違い、安全な環境の中で進化してきています。(進化の途中から)

同種内社会的行動(群れや家族)、育児、ペア関係の絆など同種内の特定の個体に対して選択的な反応は爬虫類までの生物には存在しません。


ここまで説明した3種類の自律神経をまとめるとこんな感じです。


ちなみに舌咽神経と副神経と迷走神経は互いに癒着していて頭蓋骨の頸静脈孔から出てきてからやっと明確に線維が分裂していきます。

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この記事のレビュー

21 件のレビューがあります
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kid_a1005

基礎が明確になる事がどれほど臨床を明るくしてくれることか…

治療や他のジャンルもそうですが、専門書は高額であり、セミナーなども高額が当たり前ですよね。 この記事を作成するのに、卓越したセンスはもちろんですが、お金と時間も相当にかかっていると言う事を想像しました。 臨床家にとって『分かりやすい』とは、『治療術』に結び付けられると言う事だと思うんです。 それに必要な雑学や、基礎医学の説明がいたるところにされている。 私は鍼灸師・柔整師ですが、学校で習った基礎医学も今一度見直してみようと思う記事でした。 と言いますのも、ただ受験の様に基礎医学を見直すのでは、とてもやる気が起きませんし、持続もしません。 その基礎医学がどう、臨床に関わってきて、治療の方針決定や新たなアイデアを生むのに、どれほど役立つのか?を再考させてくれる内容でした。 こうした記事をかける著者の先生勉強と臨床が、高レベルであろうと察します。 また記事同様、動画からもわかる様に、理解の深い方ほどシンプルに鋭く効かせられるものだと痛感します。
はん

これほどわかりやすいものはない

毎回回りやすい記事ですが今回は本当にわかりやすく自分の困っていたことがかなりクリアになりました!
陣内由彦

鍼灸の立場からも自律神経って大事

鍼灸って体性ー自律神経反射で紹介している事も多いですが自律神経に対しての理解が深くないことも多いです。 この記事は自律神経についてわかりやすく思わず首を頷きながら読ませていただきました。
はなげるげ

自律神経って何のためにあったんんだっけ?

そもそも、その理解すら曖昧だったことを気づかせてくれる記事。何でもかんでも自律神経のせいにして説明をしているセラピストは、意外と多いと思います。なんだかよくわからない症状=自律神経。と決めつけている先生は、多いのでは?その言葉だけで済ませてよいのか?その説明で合っているのか?この記事を読んだあとに他の書籍を読むと、今までの自律神経の「自分で決めつけていた概念」から、一歩進んで思考出来る様になると思います。何言ってるかわからないって?読めばわかります。
ぽこぺん

なるほど、なるほど。

私達、いや私は兎角運動器に着目しすぎるきらいはありました。まぁ苦手なんでしょう。運動器をみてなかなか症状が変化しないようなものには、あの物療機でえいやってことは多いのですが雑な事を云うと経験則でなんかこうやるといいよね。ってことが多いです。今回の記事で食わず嫌いと視野が少し広がりました。世の中にあるこの手の参考書は、私には少し難しく理解しづらいものでしたが紐解いてというか絡まったものを弛めてくれた気がします。分かりやすく書くことって難しいし時間もかかるんですよ。何度も読み返し、人に説明できるようしたいものです!ありがとうございました。
たまち

まとまっていて話がだんだんと繋がってくる

要点がまとまっているので読んでいけば後半には前半の説明部分が繋がってきます。 しっかりと情報が詰まっているのでゆっくり理解しながら読んでいくべきですね! 結論、どう考えて介入に至るべきなのかが知れて良かったです! 確実にまた読み返します!
伊藤芳輝

まさに自律神経戦略!

分かりやすくまとめてくれてます! 流石タケヒロ先生! 「なるほどこれが自律神経か」と腑に落ちます そして臨床での落とし込みまでばっちりしてくれてます。呼吸に関する知識と介入方法を学びたい方も是非。
ムラバロン

私達が自律神経調整に介入できる幅は?

ついつい自律神経調整って言葉を使いたくなりますが そもそも自律神経って2つじゃないの?3つ? ってなる方は読んだほうが絶対に良いです。 仮に自律神経調整を会得していたとしても、ここまでの知識を入れた状態で同じ介入をしても効果はまるで変わると思います。 それくらい深い内容を分かりやすく伝えてくださる内容です。

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