バランスを考えて目標を立てる
目標の立て方は、長期的な展望から計画を立てます。
実現までに3年、5年、10年かかるかもしれませんが、どのような方向に向かうのかをまず明確にします。
最近は時代の移り変わりが早くなっているので、3年ぐらいのスパンで物事をとらえていったほうがいいでしょう。
重要なのは、今すぐに必要となるものを確実に実行することです。
目先の具体的な行動がおぼつかないものであれば、良い計画とは思えません。
良い計画とは、長期的な展望に支えられ、なおかつ目の前の短期的な現実の問題にどう対処しているのか、そのバランスがとれている必要があります。
今日やるべきこと、今週中の課題などをクリアできてはじめて、長期的な展望に近づいていけます。
目標があるのになかなかうまくいっていない人の中には、計画そのものを実行していない人たちが多くいます。
成功者は、今日やるべきことをやれる人間です。
目の前の小さな目標が決まったら、ひたすらエネルギーをそれに集中することです。
やるべきことに集中できているかどうかで、成果の差は天と地ほどになってきます。
出発をするのに、最適の時期などはありません。
決断をした時が出発の時です。人生に手遅れなどないのです。
自分だけにこだわらないこと
成功にこだわる、目標にこだわる、数字にこだわる。
何かを達成するためには、いい意味でのこだわりはとても重要です。
一方で、成功を意識しすぎたり、目標を意識しすぎると、「自分だけのことにこだわってしまう」という落とし穴に落ちることがあります。
これによって、成功や目標があまりに利己的な欲望になってしまい、まわりが見えなくなってしまうのです。
こうしているうちに、成功や目標が手から知らないうちに離れてしまいます。
自分に執着しなければ目標を達成できない反面、それが度を過ぎると周囲の人たちに迷惑をかけてしまうのです。
世の中で、他人の助けを受けずに生きている人は、一人もいないと言っても過言ではありません。
「人は何事かをするために、何者かにならねばならない(ゲーテ)」
「何をしたいのか」「何者になりたいのか」によって、人生は決まっていきます。
お金より大事なものもあります。それは精神的な部分です。
精神的な部分がどれだけ豊かになったのか、それこそが真の成功を意味すると思います。
本当の豊かさは、ここにしかないとも言えるのではないでしょうか。
私たちの精神的な部分は、人格を形成します。
いかに人格を磨き、高め、さらに多くを与えることができる人物になっていくのか、そこが最大のテーマです。
「成功に近道無し」と言いますが、もし、一つだけ成功する近道があるとすれば、このテーマを追い求めることに尽きるのではないでしょうか。
まさしく人は、精神的な生き物であり、思考という道具を使いながら、人格を土台に未来を作り上げていくのです。
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